謹賀新年 / 電子書籍へ移行

あけましておめでとうございます。


三ヶ日はのんびり部屋片付け……しながら、積本崩し。去年から片付きません…
今年の目標は(物理的な)書籍 1000〜2000冊 処分、少なくとも床積本を無くしたい。どうせ読み返すことはないって本が大半なんだし。kindleで買い直した本も結構あるけれど、それは買い直すくらい気に入っている本だったりするので紙の処分はやっぱり躊躇。思いきらねばなんだけど。


本の購入については、去年1年間の間に大分心情が変わってしまい今後は極力電子書籍(kindle)で集めようと思うようになった。
当初は単品や新シリーズだけ、と思っていたのだけれど、今は、すでに紙で持っている本の続刊も含めなるべく電子書籍(kindle)でと思っている。


電子書籍の利便に慣れてしまって紙の本が億劫になってきたのね。
だいたい文字の本はiPhone6(plus)で、漫画はiPad(air)で読んでいる。どちらも紙の本持ち歩くより楽だし。

そして自炊はすごく面倒。中身だけをドキュメントスキャナに任せるならまだ楽だけれど表紙/カバーを別途スキャン&トリミングしてると時間が食われる。結局やるとしても気に入った本だけになる。(で、お気に入りはなかなか裁断躊躇するし)

自炊の手間思うと特価のkindle版買い直しのほうが割安に思えたり……気がつくとkindle本が2800冊超えてて、もう後に引けない状態だったりする。
(冊数増えたのは0円本や数円数十円本を大量に購入しているせいもあるけれど)


現状の kindle(電子出版) への 不安/不満 は結構あり

  • 提供会社(amazon)が万が一潰れたり、(kindle)サービスを止めるなんてことになったら購入したものが無に帰す可能性がある
  • 本という売買可能な"モノ"とあまりかわりない値段で、売買不可能な読書権利(無期限レンタル)を買うことになる(数%安くても割高感)
  • 機器/アプリが縛られる。kindleアプリは書籍viewerとして android/iOS版共に使い勝手がいいとは言い難い。PC版は論外。特に本の数が増えると管理がたいへん。
  • kindleアプリから書籍が購入できない(PC版ブラウザでamazon購入)
  • 現状、漫画は解像度が低かったり、jpegクオリティの低い(ブロックノイズが気になる)ものがある
    • 縦2000pxくらいほしいのだけれど、そういうのはあればラッキー、1600pxあれば御の字、安いのは1200pxとかだったり
  • 古本がない。※作品(出版社)が限られるが割引セールや超廉価売りで結構安くなることはある
  • 紙で出てkindleで出ない本がたくさんある。同一出版社による紙出てていた新装版(完全版)なんかは出ないことが多い。
  • 現状 電子書籍は 出版予定が出されないことが多い。予約できるのは少数、紙と同時発売ならラッキー、数週間、数ヶ月遅れもある。なかなか出ないのも。全くの場合も。
  • iPad 120GBでも漫画 1000冊以上いれると領域かなり圧迫されるので、全部ダウンロードするわけにいかない(これは端末側の事情だけど)
  • iPadで漫画の見開き絵みるには横にして面積半分で見るしか無い (これも端末側の事情)
  • [追記] カバー下の表紙・裏表紙が(そこにおまけ絵・漫画があったとしても)含まれていないことがある
  • [追記] 貸し借りが出来ない

それでも kindle(電子書籍)に切り替えようと思うのは

  • 物理的な場所をとらない
  • kindle用の文字書籍の場合、文字フォントサイズを変更できるので、読みやすいサイズが選べれる。(これに慣れると、紙の本の文字が小さくてつらいことが多い)
  • タイトル(や場合によっては本文)の文字列検索できる
  • kindleアプリは書影サムネールである程度まとめて眺められ(背表紙はないけれど)、スクロールに関しては軽い操作が維持されてる (視認検索でも物理的な本を探すよりかは楽かも、と)
  • たぶん自分よりもamazon社の寿命は長いだろうしkindle書籍が無に返すことはないだろう。kindleなら万が一の場合ゴニョゴニョなツールでコニョコニョできる可能性がある。(極力PC版で全部ダウンロード)
  • kindle本は(出版社によるが)たまに高率(30〜50%)の割引や還元が行われたり、数円〜数十円の超低価格本があったりする。販促の1(〜3)巻0円な本も結構ある。
  • iPad1つで漫画数百冊持ち運べる。カバンに入れっぱなしで本が傷むようなこともない。
  • [追記] kindle版の定価は紙の定価よりも(若干でも)安いことが多い


本を購入する上で、物理的に場所を取らない、ってのは、極めて重要/魅力だと思う。
物理的制限に依る抑止がなくなるので、人生の転機等諸々で書籍購入を止める率が減るだろう。
電子書籍は捨てなくていいので(捨てにくいので)、既刊処分による続刊購入忘れ(中止)の率も減るだろう。
本の購入を止めるのを気にしなくていい、ってのは、人生的に大きいんじゃないかな、と。(たぶん出版社にとっても)


個人的に、電子書籍に対する紙の本の良さを謳う人は、CD普及した後でもアナログ・レコード派だった人と同様に感じ始めている。現状の電子書籍漫画に関しては画質が不十分なことがあるので紙を選ぶ意味はあると思うけれど。
※ 今、電子書籍漫画を買のは、将来 BD が出る可能性知ってて VideoCD や DVD を買ってるのと同じような気分があるにはある。


正直いうと読むより先に買ってくる感じで積読が溜まる一方なんで偉そうなこと言える立場じゃないのだけれど(ド嬢って結構本読んでるよな)

最近は、"本は集めるもの、読めればなお吉" と思うようになった、というか、思うことにした。
積読に言い訳するのはしんどいし……コレクターだって認めちゃえ、と。“いつか読む”で構わないじゃない。
ガチャで集めるカードのように書影並べて喜んでたっていいじゃない、と。


※所有(収集)欲が強いんで、月額制(Kindle Unlimited)については端っから考えてない。どうせそんなに読めんし欲しい本が対象になってないこともあるし...