最近の

結局yhな新刊は前の3冊とあわせて計10冊購入、わりと好みばかりだったので一度に読めて幸せ&もったいない、といった感じでした。慎結『ROSE MEETS ROSE』,古街キッカ『ナイフエッジガール』あたりがとくに好みだったでしょうか。ちょっと凝ったお話に弱いだけかもですが。(慎結は「GHOST ONLY」「パパと歩こう」の人なのでそこそこの期待って感じだったのですが、思ってた以上によかったです)

しかし最近読んだ中で一番目立ったのは、ヤマシタトモコ『HER』、でしょうか。オムニバスで百合系は老レズビアンの話と激しい嫌い(好き)話の2本だけですが、素手の乱闘現場に外から飛び道具だされたようなちょっと反則気味に強く印象に残りました。

そういえば慎結「声の無い歌」とヤマシタトモコ「HER case 3」は、主人公の女の子にとって手の届かない絵/写真を題材にしています。登場人物の配置も、絵描き(写真家)とモデル、その二人をみている主人公、といった感じ...百合系に限らずたまにある類と思いますので(手元のでは上杉可南子「禽獣の小屋」とか)、ある種のフォーマットだろうなのですが、絵を描くマンガ家さんがこういうのを描くときって何か思うところがあったりするのだろうか(気持ちをこめたりするのだろうか)、とちょっと気になったりするのでした。

(...やっぱり、一気に読むなんてもったいなかったなあ)


ROSE MEETS ROSE (IDコミックス 百合姫コミックス) ナイフエッジガール (IDコミックス 百合姫コミックス) HER(Feelコミックス)