百合系

kindle にある『美粋』掲載作

前回の補足。 小林拓己「麗人な女性」 以外にも amazon(kindle) で検索してみると OHZORAレディースコミックスという単話2〜300円台のシリーズで、『美粋』掲載作がいくつか出ている模様。 いずれも男からみ(SEX)なしのハッピーエンド作だった。そもそも男自…

『美粋』『スクレ』メモ

去年3月・今年3月・8月の3回ほど国会図書館行ったときにエロ・レディコミ百合雑誌『美粋(ミスト)』とその前身の『スクレ』をパラみしたメモ。 といっても冊数に対して時間不足で、毎度最初はある程度目を通そうとするけど、時間切れでとにかく目次だけメモ…

『薔薇族』の百合族メモ 追加

今更ながら、今年3月に国会図書館で「薔薇族」のバックナンバー 106号〜125,128〜 ザッピングしたときのメモ公開しとく。 一応これで薔薇族 44-99,101-133号の、主にお便りコーナー&伊藤文學の雑文関係での百合(族)関係をザッピングしたみた状態。 ※ 以前の…

『百合の世界入門』

『百合の世界入門』購入。インタビュー読んで後はぱら見程度だけど、けっこうよい感じの百合漫画ガイドブック。ここ5,6年(古くても10年くらい)のを中心に百合漫画が140点以上(表紙表記)、概ね あらすじと表紙絵&作中ページ画(1Pとかコマとか)をつけて紹介さ…

百合出版興亡史

(2016-10-15 百合缶、百合天国 について修正 / 2016-10-17 Loveゆり組、について修正) 題はちと大げさ... 概ね百合/GLの漫画雑誌&アンソロジーのメモ書きです。こっち作ってて年代順に書き出してみたくなった、と。現在刊行が継続しているのは一迅社『コミッ…

幻のレズビアン専門レディコミ誌

大昔、レディコミ誌(エロい方)にハマったことがある。きっかけは、『ヤングアムール』創刊号の表紙。この絵でエロが読めるの!?と釘付けになった^^;。 描いたのは、小野塚カホリ、で掲載の漫画も綺麗でエロく。(小野塚カホリはこれがデビュー) 他にもこんな…

百合サイトを作ってる

ここんとこ、ちまちまと新たに個人百合サイトを作ってる。http://lily.matrix.jp/yuri/ 今のところ百合漫画一覧しか無いけれど... というかそれ以上するか不明。まあ資料サイトです。 わかる限りの百合専門(漫画)誌(百合姫、つぼみ、ひらり、OKS百合、めばえ…

百合ジャンルについて雑感 (友情モノがジャンル対象かと悩む以前に女の子を楽しむ)

前回の、人に対する百合=レズビアンな定義と、作品に対する百合ジャンル的な定義が並立している、というのが自分の認識なのだけれど、じゃあ百合ジャンル的な定義がどうかってのを少し考えてみる。百合の定義は各人各様のようで、行為 OK/NG?、恋愛のみ?、…

“百合=レズビアン”が一般的なんだと思う

百合にハマって浮かれてた当初、オタクな友人やオタクな妹にそのことを言ったところ怪訝な顔をされたことがある。どうもレズAVかなにかにハマったと思われてしまったようだった(誤解解けたか微妙)。考えてみれば当たり前なのだけど、1980年代90年代に言葉…

『おにいさまへ』での百合の花

『anise1971-2001』をぱらぱら読み返してたら対談で「アランの通信欄にはずいぶんお世話になりました」のような記述があって、『allan』はちゃんと当時のレズビアンの方の役にたっていた模様。逆にいうとレズビアンミニコミ誌と『allan』以外では当時そうい…

"百合"普及についてのメモ

(追記: まず1976年に男性同性愛誌『薔薇族』に女性読者のコーナーとして「百合族の部屋」が誕生、1977年に編集長的には百合族=レズビアンの意があることが表明される、が、雑誌的には女性読者の意味での使用も長く続く。1983年のポルノ映画『セーラ服百合族…

allan 3号

以前の件の補完で『阿蘭(allan 3号)』(1981.4)を入手。百合の有無わからずの購入だったけれど若干でも記述があったのでとりあえず吉。「新宿界隈ひょうきんレポート」という記事に「“薔薇族”と“百合族”」という小見出しがあって、そこに薔薇族編集人 伊藤文…

セーラー服百合族メモ

「セーラー服百合族2」を視聴(1は結構前に)、で妙に納得した所があってのでメモ書き。 「セーラー服百合族」(DVD以降 制服百合族)は"百合(族)"という言葉を広めた作品として紹介されるけれど、からみシーンの大半は男女のモノなのでレズビアン/百合モノとし…

矢野礼子作品メモ

(1/28 改稿. 7/18画像追加&微修正)矢野礼子 著 「オータムラブ」「へ長のメロディ」(『花のあるくらし』(1993)に収録. 他BL4作。百合2作はそれぞれアップル花組No.1(1992?)、No.4(1993)掲載) 『花井ちゃんのレッスン』(1996. アップル花組No.8,10-13,15-17 …

貸本時代の母娘モノ

wikipedia:百合(ジャンル)頁には 母子モノとエスの関係の指摘が記述されていたりするけれど... 「別冊太陽 子供の昭和史 少女マンガの世界I 昭和二十年―三十七年」(1991-07-20初版)というムックに巴里夫(ともえさとお)先生の「貸本マンガの思い出」(p124-125…

少しallanをみた

とりあえずオクで2冊(1981,1983)ほどallan入手、雑誌自体は耽美(BL)方面だけれど、たしかに百合関係の投稿もある。もちろん百合(族)=レズビアン意で。百合通信、での相手募集は大半レズビアンの方ぽいけれど、友人以上恋人未満的なものを求めてそうな方もち…

100号…

あけましておめでとうございます。 こっち に追記したけれど、かなり久しぶりに にこにこ大百科(仮)の百合の頁を読んだら、“1981年4月に「百合族コーナー」としてリニューアルされた頃には、女性同性愛者の意味で定着した。”という記述を見かけて軽くショッ…

制服の処女〈完全版〉

DVDで『制服の処女〈完全版〉』(せいふくのおとめ)を視聴。 1931年のドイツ映画。モノクロ。日本公開は1933年。 母を亡くして寄宿舎に入れられたマヌエラが、みなに好かれているベルンブルク先生に恋をする話。 まがうことなき百合映画でした。(この当時の…

再度「百合族の部屋」

今週東京出張で運良く午後半日時間作れたので、前回から2年ぶりになったけれど国会図書館で『薔薇族』の百合族関係をざざっとみてきた。前回見たのが『薔薇族』44-47, 50-52 号 (1977-10 〜 1978-2) だったので、今回は抜かしてた48-49号と、以降の 53-99, …

Jコミ製本サービスβ

3連休ずっと仕事だったけれど今日の定時上がりで戸川純ライブ見れたのでよしとしておこう……前向きにというか空元気で生きてます。それはそれとして。 jcomi で 製本サービスのβテスト販売(11/30まで)をやってるみたいで、その対象作品の中に いずみやみその…

Dearest、百合族の部屋

Dearest! 昨日国会図書館に寄ってみた。土曜って17時閉館だったのね、昼半ばにいってあまり時間がなく後悔。 気になってた慎結『ぱぱと歩こう』の単行本未収録分をとりあえず読んでみた。(一話分申請ミスして読めず)。 とくに3話連載の「Dearest!」を読め…

今日は

「創刊!百合人(ユリスト)文化祭」を見てきた。

薔薇・百合・すみれ

花の名前だけど、別の意味でも使われる……百合関連ネタとしてググッた時のメモ薔薇 1971年創刊のゲイ雑誌「薔薇族」より。初代編集長伊藤文學が男性同性愛者として“ギリシャ神話か何かで「薔薇の下で男同士が契りを結ぶ」というのがあるらしい”ことから命名。…

慎結『星降り坂一丁目三番地』

慎結『星降り坂一丁目三番地』。百合姫掲載6本(1年分)+描きおろし1本。描きおろしは「星をあげよう」(8P)で『星降り坂一丁目三番地』は書籍タイトルでした。(「発熱」は……ああ「百合姫Selection vol.3」はまだama等で普通に購入できる模様) 内容は既…

my sweet clover 2pieces

8月の発売予定に 慎結『星振り坂一丁目三番地』とあるからてっきりその題名の短編が今号(百合姫2013.9)に載っているのだろうと思って見てみれば「my sweet clover 2pieces」……前号の続編、まさかの連作です。個人的にはもうそろそろ連載とかやってほしいなあ…

あねらら

本屋の雑誌棚をふらっと眺めて"新増刊" とかかれた AneLala が目についた。意味が頭に届くとなにげにひどい変な書名のような……と近くをみたら姉系プチコミなるものもあったので時流なんでしょうか(今検索したらアネで始まるファッション誌が2誌ほどひっかか…

『ゆめのかよいじ』が

マンガ図書館Z - 無料で漫画が全巻読み放題!みたら『ゆめのかよいじ』 が公開されててびっくり。しかも旧版(SF有H有のほう)。通常のJコミではたぶん初の百合タグです(プレミアムでは3つほどあるけど)。イズミコ、ヒューディ につづいて公開されるなんて…

スケバン刑事

以前『スケバン刑事if』を読んで微妙に気になったままだったので今さらながら 和田慎二『スケバン刑事』本編を読了。 スケバンの麻宮サキが母の刑期と引換に学生刑事として学校絡みの事件にあたる話で、読み始めるとやっぱり面白く一気に読めてしまいました…

モーレツ宇宙海賊

夜中すぎるためいつもは録画したものをみてるのですが、今日は直で鑑賞。原作以上に伏線描画されてるのだから来るハズとは思いつつ原作3巻のシーンがちゃんとあるのか気になって気になって……はい、幸せです。 正直なところ原作は1,2巻読んで後は積んでたの…

まどマギ

ハードボイルドが出来てしまう女性キャラが割と気になるもので、そういう女性キャラをえがくのはたいてい男性作家で(たぶん女性作家があまり描きたがらないタイプの女性?だろうで)ヘタをすると女性の外見を持った男だねぇと思わないこともないですが、そう思…