100号…

あけましておめでとうございます。


こっち追記したけれど、かなり久しぶりに にこにこ大百科(仮)の百合の頁を読んだら、“1981年4月に「百合族コーナー」としてリニューアルされた頃には、女性同性愛者の意味で定着した。”という記述を見かけて軽くショック。大事なの見逃してた、なんだけど、1981年4月号は国会図書館で欠落してた100号なんでどうしようもねぇ。一冊みてるかみてないかで認識がえらくかわるという話ですが、101-106号には百合族コーナーはなかったと思うので(が閲覧時間的にかなりザルで自信無)、未確認の107-125も確認せんと駄目か。

さらに
“1980年創刊の「少女のための耽美派マガジン」『ALLAN』誌上には女性同士の交際希望欄「百合通信」が設けられ、そこでは「百合族」ではなく「百合」「百合っ気」などの言葉が用いられている。”
と、もやもや邪推してた件があっさり書かれてる(邪推ハズレ)。2011頃の修正で今の記述になったようなので、もっと早くちゃんと読み返すべきだったと後悔。
女性への言葉普及という意味では薔薇族よりこの雑誌のほうが影響大きそう。ひょっとして、百合にエス的なニュアンスがつくのもこの雑誌の可能性あるのかな?

遅くとも1993年の矢野礼子の漫画「花井ちゃんのレッスン」で今日的な百合(ジャンル)の意味としての"百合"という言葉が使われている(学校で百合小説書いて同人誌作ってる女子高生キャラが出てくる)ので、それ以前からこの意味で使われるところでは使われていた、と思われるのだけど、いったいどこでいつぐらいからやら。


と ALLAN という雑誌について検索してみたら、雑誌内容はまさに耽美系(女性向)のようだけど“月刊OUT増刊号" の文字が……なんだろう、妙に腑に落ちたというか、脱力。いや、OUTは読んでなかったのでよくは知らないし、増刊と増刊元にどの程度の関係があったかは不明だけれど、関係あったとしたら"百合"が今日的な百合ジャンルのニュアンスになるのは容易なんじゃね?という気がしてならない。実際のところは わからないけれど(さすがに今も残してる知り合いはいないだろうなあ)