百合系

木内千鶴子 作品

以前1970年付近の別マを百合系中心に読んだおり、メモした作品として木内千鶴子作品があるのですが、ググってみると作者様のサイト「木内千鶴子の世界」がありました。サイトには著作短編を17作(単行本2,3冊分)、また実妹の木内佳寿子(藤田かず子)作品も3…

1980年代前半の…

わたなべまさこ『悪女シリーズ3 蜜の味』(連載1981,1982付近)はレズビアンものの中編ですが、その作中、主人公のモノローグで、 “男役がタチで女役がネコというくらいは週刊誌でみたことがある”なんて記述が出てきます。 この当時からある言葉なのか、とちょ…

新年

あけましておめでとうございます。今年はも少しがんばろう、と目標立てるも3日坊主なので何をかは宣言せず…いや年末にやろうと思ったことを残してるのでまずはそれからなんでしょうが。 ほんと去年は百合マンガにはまった年でした。例年マンガ&小説は200冊…

「マリア様がみてる ステップ」

ひさしぶりのマリみて。年末にやっとこさ読了。短編を元に長編化したもので、いわゆる本編(祐巳祥子編)の話ではないけれど微妙に脇役はでてくるかもです。 それはいいとして、ミステリでした。というと、本筋とは若干ずれた部分なのでおおげさですが。マリみ…

『マリみて』の映画

『マリア様がみてる』の映画をみてきました。直前まで忘れ気味だったけれど検索して梅田でやってないことを知り慌てて…(今更限定前売りの存在を知り後悔遅く)。 映画化発表時の情報くらいしか知らない状態でいったので、どうなることと思えばなかなかの原…

「白い部屋のふたり」

山岸涼子「白い部屋のふたり」。1971年の作。(実際に読んだのは『レフトアンドライト』に収録されていたもの。追記:その後「白い部屋のふたり」のコミックスも入手) レシーヌは両親の不幸で寄宿舎のある女学校へ転入、同室者のシモーンに出会う。シモーン…

さくら並木

高橋真琴『パリ〜東京/さくら並木』。2006に復刻された貸本作品2冊セットです。(松本零士氏の蔵書を元に復刻されたらしい)『さくら並木』(1957)が百合(エス)作品。 卓球の試合において由紀子は愛する千影お姉さまと戦うことになり精一杯やって負けたものの…

最近の読了.

最近の本の読了。 秋山はる『オクターブ 5』。微妙なすれ違いを重ねてケンカ別れのまま距離を置き、想いを見つめ直す期間となって互いに再確認な話。ひやひやしながらしかしある意味期待どおりに着地なので安心ではあるんですが、かわりに鴨ちゃんとの溝が深…

エビスさんとホテイさん

きづきあきら+サトウナンキ『エビスさんとホテイさん』。『つぼみ』で連載されていた作品です。 出来るOLのエビスさんに嫉妬していたホテイさんが、エビスさんの事情を知るにつけ惹かれていき彼女を助けるようになり、エビスさんもまたホテイさんに心許して…

別マ1969.11-1970.10

(8/15遅延書込). この日は東京に出たついでに国会図書館に行ってきました。恋愛ものとしての百合漫画は片恋なら「シークレットラブ」(1970)あたりが、女性同士なら「白い部屋のふたり」(1971)あたりが古い作品の代表だと思いますが、恋愛でなく、現在の百合…

森薫/福島聡「すみれの花」

森薫(作画)/福島聡(原作)「すみれの花」は、月刊コミックビーム2004年9月号の付録小冊子で発表されたもので、いずれ森薫の単行本に収録されるだろうなんて思ったまま忘れていたら(今回百合がらみで再読&ググってみたら)、実はとうに原作者の福島聡『鵺の…

藤田和子『小麦パニック』全5巻

親の海外赴任のため日本に残る夕海は 一つ麦女学院に転入することになりそこで学園の伝統的アイドル"金の麦"役の羽柴香に気に入られ、また自身も一部の女生徒たちに"金の麦"候補に想われてしまい... ドタバタな学園コメディです。1985-1986年の作品。(追記:…

百合漫画の数の修正

百合な日々さんのサイトは少女漫画系の百合作品紹介が多くちょくちょくみさせていただいてますが、ふと思い立って百合漫画をピックアップしてみたところ ―― 中途半端な数え方ですが、複数巻のものも1作、短編集・アンソロジーは何編入っていても1作、アン…

最近の

結局yhな新刊は前の3冊とあわせて計10冊購入、わりと好みばかりだったので一度に読めて幸せ&もったいない、といった感じでした。慎結『ROSE MEETS ROSE』,古街キッカ『ナイフエッジガール』あたりがとくに好みだったでしょうか。ちょっと凝ったお話に弱いだ…

矢代まさこ「シークレット・ラブ」

初出は1970年(デラックスマーガレット昭和45年11月冬の号)。 敦子は小学校からの親友冬子に対し深い友情をいだいていると思っていたが、しかし冬子が想いを寄せる(けれど敦子を好いている)カメラマンの牧夫の出現により冬子への気持ちが恋心だったと気づいて…

「百合姫 vol.21」

途中からの雑誌はやっぱり辛い... 先月号も読んだとはいえ、まだ連載ものを途中から読むのは躊躇ぎみ。読みますけれど。なので単独ものはらくでうれしく。志村貴子インタビューや編集長インタビューも楽しく、です。百合ヒストリーアーカイブ、新参者にとっ…

二宮ひかる『シュガーはお年頃♥』

全3巻。はっきりしない引っかかる終わり方で、もやもやとした気分にさせられます。気になって検索すると打ち切りらしい?と疑われてたりしてるよう... ですが、浅見失踪後の3巻まるまるかけてラストに向かうわけで(次善の策の可能性もありますが) 狙って描…

大野安之 作品での百合関係

百合で名前のあがるのは『ゆめのかよいじ』でしょうが(追記:『超電寺学園キラキラ』もそうかも)、代表作である『That's イズミコ』にも若干エピソードが入っています。 『That's イズミコ』 超テクノロジーを持つ極楽院一族のマッドな天才イズミコと、その親…

小野塚カホリ『愛い奴(aido)』

全8話。主要登場人物は、主人公のうれ葉、うれ葉と恋仲になるレズビアンのさをり、うれ葉の元カレ海老原、海老原の教え子でレズビアンの毬谷。毬谷は自身の話もサイドストーリー的にありますが、本編的には狂言回し役といったところでしょうか。 各話ごとに…

望月花梨 作品での百合関係

望月花梨の作品は、小中高の思春期前後の少年少女を扱った作品が多くて、微妙な歪さやエッジのある感じでしょうか。たまにインモラルなテーマを扱っていて、同性ネタもそういった流れで扱われている感じです。女の子同士の一筋縄ではいかない感情を描いてい…

那州雪絵 「水妖物語」「誰か」

那州雪絵の代表作は『ここはグリーン・ウッド』でしょうか。健全な男子寮ものでまだ男の娘やBLなネタのほうが多いですが、百合系要素は「Sの悲劇」(や「天国へのハシゴ段」)にちょっとあるといったところです。GW以外もほぼ百合系作品はないですが、気にな…

葉鳥 ビスコ「一瞬間のロマンス」

『桜蘭高校ホスト部』の著者の受賞デビュー短編です。『千年の雪 1』に併録。(1999年初出). 緑の幼なじみ詩紀は心に男の子の人格シキを秘めている。そんな詩紀が両親の離婚を苦に自殺未遂をし、完全にシキと意識が入れ替わってしまう。緑は詩紀とは違う少年…

百合系漫画の数

多少手元に集めてみたせいか、いったいどれくらいの百合系漫画があるのだろう、と思ったりもします。百合の定義しだいで大きく違ってきますし、脇キャラや長編の1エピソード等を含めるかにもよりますし、成人向け(男性系,レディコミ系)は内容も量も判断し…

1短編だけのために

1,2本の百合系短編のためだけに買っている本が結構あります. 百合専門の本が多く出ている状況では、あえて選ぶ必要もないようにも思えますが、専門誌のものとは多少違ったテイストのものもあるので気になります。 百合系に限らず面白い(少女)漫画に出合いた…

百合(系)にハマる

春先くらいから百合系(♀♀)作品にハマっています。本を整理していて思いのほか百合系作品が手元にあったのでつい読み返して楽しみ、しかし(志村貴子等例外あれど)味がどうも一定の範囲すぎてるのが気になったのでした。BL好きでなくとも楽しめたBL系要素のあ…

WEBで読める百合系漫画

(2013.8 修正) web で公開されている百合系漫画 (pixiv の方のが多いです) parade 「ともだち」等 nightpulsar 「くちびる、寄せて」等 「二人の保管庫」 りーるー 「あたしまちこ。おんなのこがスキ」** 等 tamamusi 「青空片想い」 等 灯 「イナイイナイ」…

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