慎結作品のメモ

わかる範囲での、今現在の、慎結の単行本と単行本未収録作品の一覧。 (単行本未収録作品はこちらやこちらの一覧等を参考に、可能なものを古本屋やオクで収集)(2016.7 テーブルに作品追記)単行本 『パパと歩こう』 2004 天才少年の成れの果ての探偵ハルナと…

慎結『星降り坂一丁目三番地』

慎結『星降り坂一丁目三番地』。百合姫掲載6本(1年分)+描きおろし1本。描きおろしは「星をあげよう」(8P)で『星降り坂一丁目三番地』は書籍タイトルでした。(「発熱」は……ああ「百合姫Selection vol.3」はまだama等で普通に購入できる模様) 内容は既…

my sweet clover 2pieces

8月の発売予定に 慎結『星振り坂一丁目三番地』とあるからてっきりその題名の短編が今号(百合姫2013.9)に載っているのだろうと思って見てみれば「my sweet clover 2pieces」……前号の続編、まさかの連作です。個人的にはもうそろそろ連載とかやってほしいなあ…

あねらら

本屋の雑誌棚をふらっと眺めて"新増刊" とかかれた AneLala が目についた。意味が頭に届くとなにげにひどい変な書名のような……と近くをみたら姉系プチコミなるものもあったので時流なんでしょうか(今検索したらアネで始まるファッション誌が2誌ほどひっかか…

Q みてきた

仕事帰りに Q を見てきた。思い立ったら吉日的に。内容についての前情報0で見たので怒涛の展開はすごく楽しかったけれどせめて破を見返しておくべきだったとちょっと後悔。自分の記憶の欠落なのかワザと情報抜いて描いているのかわからないのは歯がゆく...あ…

『ゆめのかよいじ』が

マンガ図書館Z - 無料で漫画が全巻読み放題!みたら『ゆめのかよいじ』 が公開されててびっくり。しかも旧版(SF有H有のほう)。通常のJコミではたぶん初の百合タグです(プレミアムでは3つほどあるけど)。イズミコ、ヒューディ につづいて公開されるなんて…

スケバン刑事

以前『スケバン刑事if』を読んで微妙に気になったままだったので今さらながら 和田慎二『スケバン刑事』本編を読了。 スケバンの麻宮サキが母の刑期と引換に学生刑事として学校絡みの事件にあたる話で、読み始めるとやっぱり面白く一気に読めてしまいました…

モーレツ宇宙海賊

夜中すぎるためいつもは録画したものをみてるのですが、今日は直で鑑賞。原作以上に伏線描画されてるのだから来るハズとは思いつつ原作3巻のシーンがちゃんとあるのか気になって気になって……はい、幸せです。 正直なところ原作は1,2巻読んで後は積んでたの…

新年

あけましておめでとうございます……なんだかんだと仕事も趣味も去年はわりとよい一年だったような気もしますがサイト的には今年はも少しがんばる、と思うことにしたのでとりあえずマーキング。

まどマギ

ハードボイルドが出来てしまう女性キャラが割と気になるもので、そういう女性キャラをえがくのはたいてい男性作家で(たぶん女性作家があまり描きたがらないタイプの女性?だろうで)ヘタをすると女性の外見を持った男だねぇと思わないこともないですが、そう思…

『女たちが語る阪神大震災』

前回のを書いてしまって気になったので、ウィメンズネットこうべ編『女たちが語る阪神大震災』(1995.12) を一応みてみました。と言っても図書館でざっくりみただけですが…買ってもよかったかもです(追記:後日購入)。多数の女性の方の2,3頁のいろいろな震災体…

『流言兵庫』『物語の海、揺れる島』

与那原恵『物語の海、揺れる島』(1997)については以前(10ヶ月前)読んでいて、今回の災害でも“阪神淡路大震災のときはレイプが多発した”みたいなハナシが出てきて、なんだかなあ、という気分になってしまいました。さすがに酷過ぎるのかいろいろなところで『…

木内千鶴子 作品

以前1970年付近の別マを百合系中心に読んだおり、メモした作品として木内千鶴子作品があるのですが、ググってみると作者様のサイト「木内千鶴子の世界」がありました。サイトには著作短編を17作(単行本2,3冊分)、また実妹の木内佳寿子(藤田かず子)作品も3…

「マクロスF サヨナラノツバサ」

一応イツワリノウタヒメを映画館でみてるので半ば惰性的に(気分乗らないまま)見に行ったのですが、見てしまえば、見れてよかった、と思う楽しめる作品でした。シネ・リーブル梅田でみたのですが、もっと大画面でみたかったところ。 絵がいいし、シェリルを魅…

1980年代前半の…

わたなべまさこ『悪女シリーズ3 蜜の味』(連載1981,1982付近)はレズビアンものの中編ですが、その作中、主人公のモノローグで、 “男役がタチで女役がネコというくらいは週刊誌でみたことがある”なんて記述が出てきます。 この当時からある言葉なのか、とちょ…

新年

あけましておめでとうございます。今年はも少しがんばろう、と目標立てるも3日坊主なので何をかは宣言せず…いや年末にやろうと思ったことを残してるのでまずはそれからなんでしょうが。 ほんと去年は百合マンガにはまった年でした。例年マンガ&小説は200冊…

「マリア様がみてる ステップ」

ひさしぶりのマリみて。年末にやっとこさ読了。短編を元に長編化したもので、いわゆる本編(祐巳祥子編)の話ではないけれど微妙に脇役はでてくるかもです。 それはいいとして、ミステリでした。というと、本筋とは若干ずれた部分なのでおおげさですが。マリみ…

『マリみて』の映画

『マリア様がみてる』の映画をみてきました。直前まで忘れ気味だったけれど検索して梅田でやってないことを知り慌てて…(今更限定前売りの存在を知り後悔遅く)。 映画化発表時の情報くらいしか知らない状態でいったので、どうなることと思えばなかなかの原…

「大奥」みてきた

忙しいときは暇になればあれしよこれしよと思うものもいざ暇になると何も……な性格なので、忙しい時に大奥の前売券を買ってたのですが、案の定うだうだしていて今日やっとこさ観てきました。 すっかり水曜日だということを忘れていったのですが、この映画に関…

「白い部屋のふたり」

山岸涼子「白い部屋のふたり」。1971年の作。(実際に読んだのは『レフトアンドライト』に収録されていたもの。追記:その後「白い部屋のふたり」のコミックスも入手) レシーヌは両親の不幸で寄宿舎のある女学校へ転入、同室者のシモーンに出会う。シモーン…

さくら並木

高橋真琴『パリ〜東京/さくら並木』。2006に復刻された貸本作品2冊セットです。(松本零士氏の蔵書を元に復刻されたらしい)『さくら並木』(1957)が百合(エス)作品。 卓球の試合において由紀子は愛する千影お姉さまと戦うことになり精一杯やって負けたものの…

最近の読了.

最近の本の読了。 秋山はる『オクターブ 5』。微妙なすれ違いを重ねてケンカ別れのまま距離を置き、想いを見つめ直す期間となって互いに再確認な話。ひやひやしながらしかしある意味期待どおりに着地なので安心ではあるんですが、かわりに鴨ちゃんとの溝が深…

エビスさんとホテイさん

きづきあきら+サトウナンキ『エビスさんとホテイさん』。『つぼみ』で連載されていた作品です。 出来るOLのエビスさんに嫉妬していたホテイさんが、エビスさんの事情を知るにつけ惹かれていき彼女を助けるようになり、エビスさんもまたホテイさんに心許して…

別マ1969.11-1970.10

(8/15遅延書込). この日は東京に出たついでに国会図書館に行ってきました。恋愛ものとしての百合漫画は片恋なら「シークレットラブ」(1970)あたりが、女性同士なら「白い部屋のふたり」(1971)あたりが古い作品の代表だと思いますが、恋愛でなく、現在の百合…

トコンな日

(8/11遅延書込).この日(前日からだけど)は東京、SF大会に行ってました。いろいろ企画はありましたが、残念ながら百合系の企画は無し。近いネタ?として『ティプトリー賞&センスオブジェンダー賞パネル』と『文学とコスプレカルチャアの間「男の娘現象」を考…

森薫/福島聡「すみれの花」

森薫(作画)/福島聡(原作)「すみれの花」は、月刊コミックビーム2004年9月号の付録小冊子で発表されたもので、いずれ森薫の単行本に収録されるだろうなんて思ったまま忘れていたら(今回百合がらみで再読&ググってみたら)、実はとうに原作者の福島聡『鵺の…

藤田和子『小麦パニック』全5巻

親の海外赴任のため日本に残る夕海は 一つ麦女学院に転入することになりそこで学園の伝統的アイドル"金の麦"役の羽柴香に気に入られ、また自身も一部の女生徒たちに"金の麦"候補に想われてしまい... ドタバタな学園コメディです。1985-1986年の作品。(追記:…

百合漫画の数の修正

百合な日々さんのサイトは少女漫画系の百合作品紹介が多くちょくちょくみさせていただいてますが、ふと思い立って百合漫画をピックアップしてみたところ ―― 中途半端な数え方ですが、複数巻のものも1作、短編集・アンソロジーは何編入っていても1作、アン…

最近の

結局yhな新刊は前の3冊とあわせて計10冊購入、わりと好みばかりだったので一度に読めて幸せ&もったいない、といった感じでした。慎結『ROSE MEETS ROSE』,古街キッカ『ナイフエッジガール』あたりがとくに好みだったでしょうか。ちょっと凝ったお話に弱いだ…

矢代まさこ「シークレット・ラブ」

初出は1970年(デラックスマーガレット昭和45年11月冬の号)。 敦子は小学校からの親友冬子に対し深い友情をいだいていると思っていたが、しかし冬子が想いを寄せる(けれど敦子を好いている)カメラマンの牧夫の出現により冬子への気持ちが恋心だったと気づいて…